自己分析とは 第7回|AI時代とコミュニケーションデザイン?【2/5】
吉岡:
芦名さんはどのように自己分析をしましたか?
自分はどういう人間なのか見つめ直したいので自己分析をしたいんですけど。自己分析って芦名さんどのようにしたんですか?
芦名:
まぁ、何故を掘り下げるっていうことと、
あとは自分が嫌なこと。
自分が好きなこと。
自分の目的。なんでこれをやっているのか、みたいなことを掘り下げるっていう。
で、その時に注意しなくちゃいけないのは、人は皆すごいクズなんで。
吉岡:
うん。
芦名:
掘り下げれば、掘り下げるほど、クズな所しか出てこないんですよ。
吉岡:
うーん!
芦名:
で、大体自己分析ができない人ってそこを見つめられないで終わるっていう。
吉岡:
はいはい。
芦名:
例えば、深掘れば深掘るほど、あ、俺得をしたいだけの人間なんだ、っていうことにぶつかるかもしれないし。深掘れば深掘るほど、あ、俺目立ちたいだけなんだ、っていうことかもしれないし。なんか皆よりすごいと思われたいだけなんだ、っていうことかもしれないし。
大体皆そんなもんなんですよ。
吉岡:
うんうん。
芦名:
でもなんか皆自己分析をしているうちに、自己分析じゃなくて、自分の良い所ないかなって探してるだけなんですよ。
吉岡:
あぁ。
芦名:
だから良い所探しをしようとするから、一生本当の自分に辿り着けないっていう。
吉岡:
あぁ。良い所探し。
芦名:
はい。
吉岡:
強みってことですか。
芦名:
強み、はい。強みなんかないくせに、強みばっか探してるんですよ。
吉岡:
(笑)あぁなるほどね。なんか就職する時とか、
芦名:
はい。
吉岡:
芦名さん、芦名君の強みは何ですか?とか聞かれたりするじゃないですか。
芦名:
はい。
吉岡:
なんて言ってたんですか?
芦名:
え?強み?ちょっとわかんないですけど、統率力があるとは言われます、ぐらいじゃないですか。
吉岡:
あぁ。
芦名:
その、自分、自己分析でわかるのって自分のネガティブな所ばっかりが見えてくるんですよ。
吉岡:
うーん!
芦名:
で、強みっていうのは人と比べないとわかんないんですよ。
吉岡:
はいはい、はいはい。
芦名:
自分の中で自分のことを見つめて、僕はここが強みですって、そんなあほな話はないじゃないですか。
吉岡:
アハハ!
芦名:
僕は人より足が長い。え、誰と比べて?って話じゃないですか。
吉岡:
はいはい、はいはい。
芦名:
だから自分の能力というのは人と比べないとわかんないので。
吉岡:
うーん、なるほど、なるほど。
芦名:
だから足が速いですって言っても、地元で一番足が速いのか、オリンピックで一番足が速いのかっていう。結局それって人と比べて強みというのが出てくるんですよ。
吉岡:
うんうん。なるほど、なるほど。
芦名:
だから人と比べてどうか、ってことです。強みは。
吉岡:
うーん。
芦名:
自分が当たり前のようにやっていることでも、人からしたらすごいこととかあるんですよ。
吉岡:
はいはい。
芦名:
それが強みですよね。
吉岡:
あぁ。
芦名:
僕としては当たり前だけど、なんかパソコンの前で6時間ずっと数字のことだけを考えられる。僕からしたら普通ですけど、周りの人からしたら、えっ、まだいたの?
吉岡:
アハハ!
芦名:
まだやってんの?みたいな。なんかそういう。
吉岡:
はいはい。
芦名:
それはなんか集中力って例えば僕の強みだったりとか。
吉岡:
なるほど、なるほど。
芦名:
なんか自分は当たり前のように書類の整理をしてる。これは本当に当たり前のようにやってるんだけど、周りの人からしたら、よくそれをずっとできるね。
あぁこれが僕の強みなんだ、っていうことですね。
吉岡:
うんうん。
芦名:
だから人と比べるな、っていうのはすごく僕は反対で。
吉岡:
はいはい。
芦名:
人と比べないと、自分がわかんないですよ。
吉岡:
なるほど、なるほど。はいはい、はいはい。
芦名:
で、人と比べるな、とか言いながら人と比べた評価を皆がされて、就職がどうとかって言う訳じゃないですか。だからおかしなこと言っちゃダメです。
吉岡:
うーん!なるほどね。
第7回|AI時代とコミュニケーションデザイン?