経営的な本を出したい 第10回|Amebaと、安田さんと、藍より青し。【7/8】
吉岡:
「新刊の予定はないですか。また読みたいです。」
芦名:
はいはい。
芦名:
あ、本ですね。
吉岡:
ありますか?
芦名:
本の予定はないですね。本読みたいのかな、皆。
吉岡:
読みたいんじゃないですか?なんかこう勇気もらえるんじゃないですか?
芦名:
なんか勇気系の本はもう書かないかなぁ。出すとしても。
吉岡:
経営的な本だったら?
芦名:
経営的な本を僕は出したいですね。
吉岡:
ほぉ。え、例えばその、起業するための、とか?
芦名:
はい。
吉岡:
あぁ。
芦名:
起業。
吉岡:
はいはい。
芦名:
あとはビジネスをどう捉えてるか。
吉岡:
あぁ。
芦名:
とかっていうことを表裏なく出したいっていう。
吉岡:
うんうん。あぁ、ビジネスに対する考え方というか。
芦名:
はい。やっぱりその僕もそうでしたけど、
僕は両親が2人とも労働者っていう環境で育って、2人とも高卒なんですけど。
そういう所とか、今経営者で、自分の会社に自費で投資をしてるっていうこともやったりしてますけど。
結局その、何だろう。自分がそういう家庭環境で生まれ育ったってことは、知識もない訳じゃないですか、経営に対する知識とか投資に対する知識とか。
で、やっぱそういう家庭環境で育った僕が、今と考えてることがやっぱ全く違うので。
吉岡:
うんうん。
芦名:
どうしても、僕はそれを自分で見つけてきたんですよ。
もちろんその色んな人に聞いたりとか、色んな経験をしたりとかって、もちろんそれはあるんですけど。
吉岡:
うんうん。
芦名:
つまりなんか僕が育ってきた環境、川崎の予備校だったりとか、慶応出たりとか、電通に行ったりとか、プルデンシャルに行ったりとか。
でもなんかそのビジネスってことを教えてくれる人は1人もいなかったんで、やっぱり。
吉岡:
うーん!あぁ。
芦名:
皆知らないんですよ。
吉岡:
はいはい。確かにね。
芦名:
だから、それで、起業したいって無理じゃないですか。
吉岡:
うんうん。
芦名:
説明書ないんだから、っていう。
吉岡:
うんうん。でも芦名さん説明書ない中でもこう始まった訳じゃないですか。
芦名:
はいはい。
吉岡:
芦名さん自身は。
芦名:
はいはい。
吉岡:
そこはもう、どう、どう学んでいったというか。なんかもう。
芦名:
だからそこは、僕は経験から学ぶっていうことがすごくできたんで。
吉岡:
あぁ、はいはい。
芦名:
で、こういう人が失敗するとかっていうことも、その起業してからじゃなくて、
起業する前からも色んな人を見てきたし、色んな経験を積んできたからこそギリギリわかったくらいですよね。
だからやっぱりその、起業をしてからなんか何年以内に90何%が潰れる、とか言うじゃないですか。
吉岡:
はいはい。
芦名:
確かにそうだなってすごく思いましたし。
吉岡:
うんうん。
芦名:
だから結局は一番多いのが、今まで自分がやっていた、自分が務めていた会社のものを、ちょっと小さいスケールでやるっていう起業はまぁ多いと思いますけど。
吉岡:
はいはい。
芦名:
それが一番確実なんじゃないですかね。
吉岡:
あぁ、なるほどね。営業の会社に勤めてて自分で営業やってみる。
芦名:
あぁ、そうです、そうです。
吉岡:
あぁ、なるほど、なるほど。
芦名:
あとはそれが自分の美学と反するかどうかっていう。僕はすごく自分の美学と反するんで。
吉岡:
どれがですか?
芦名:
自分が務めてた会社のものを小さい会社でやるっていうのは僕の美学にすごく反するっていう。
吉岡:
はいはい。
芦名:
プルデンシャルで勤めていて営業がよかったからって、自分で何だろう、保険の営業会社を作る。
吉岡:
うんうん。
芦名:
自分が稼げる以外の理由が思い浮かばないんですよね。
吉岡:
あぁ。自分がやりやすい、みたいな。
芦名:
はい。
吉岡:
はいはい。そこはモチベーションにならないってことですよね、芦名さん。
芦名:
だってお客さんからしたら、お客さんにしたら、絶対会社が大きい方が信頼もあるじゃないですか。
吉岡:
うんうん。なるほどね。
芦名:
手数料とかも高くなるかもしれないし、その方が。
吉岡:
芦名さんの美学は何なんですか?ちなみに。
芦名:
まぁそれはその時、その時によってすごい変わるんですけど。
吉岡:
あぁ、うん。状況、状況によるってこと?その。
芦名:
そうです、そうです。
吉岡:
対象、対象によって。
芦名:
そうです。美学を一言で、とは言えないですけども。美学ですよね。
吉岡:
はいはい。
芦名:
ダセーと思うことはしないっていうか。
吉岡:
なるほどね。
芦名:
まぁそれか普通の人がするようなことはしない、とか。
吉岡:
あぁ。
芦名:
結局だからそういう選択な気がしますけどね。
吉岡:
うーん!
芦名:
皆なんか上手くいきたいとか言うくせに皆と同じことやるんですよ。
吉岡:
あぁ。
芦名:
でも成功するって、100人いたら成功するの、1人か2人じゃないですか。
吉岡:
はいはい。
芦名:
1人か2人もいないかもしれないっていう。
吉岡:
うん。
芦名:
でも皆その1人か2人になるために、100人と同じことをするんですよ。
吉岡:
うんうん。
芦名:
それは無理でしょっていう。
吉岡:
うんうん。
芦名:
もしくは結果を出すことを諦めて、人と違うことをやってるってことに楽しみを感じる人もいるし。
吉岡:
あぁ。なるほどな。うんうん。はいはい。
第10回|Abemaと、安田さんと、藍より青し。