愛の欠落でグレる 第16回|人間には役割がある。【2/n】
SNSに上がってた、
なんかあの、警察に喧嘩を売るヤンキーみたいなの、いるじゃないですか。
吉岡:
あぁはいはい。
芦名:
あれはマジで意味わかんないですけどね(笑)
気持ちはわかりますよ、ヤンキーの。なんか警察を見ただけでいきり立つみたいな(笑)
何だこのヤロォー!みたいな。スゲー意味はわかるんすけど。面白いっすよね。
吉岡:
それも強い自分を見てもらいたいみたいな感じなんですか?
芦名:
うーん。
坂梨:
まぁ何ですかね。
芦名:
それよりもやっぱりそのヤンキーになる性質というのがあって。
吉岡:
うん。
芦名:
不良、あとはグレるっていう。大体家庭環境に問題があるんですよ。
で、どんな家庭環境に問題があるかって言うと、
愛に触れてないっていう。
自分が親に認められていない。
吉岡:
うんうん。
芦名:
親が子供のわがままを許容してくれないって言うと、
グレる確率がめちゃめちゃ上がるっていう。
だから家庭環境の厳しい家庭のお嬢様はヤリマンになりがちなんですよ。
吉岡:
うんうん。
芦名:
これは僕の。
吉岡:
統計(笑)
芦名:
明確な統計を取りまくってるんですけど。
吉岡:
なるほど(笑)
芦名:
やっぱりその、親に受け止められてない。
こんなことがしたいんだけど、あなたはこうしなさい!
あぁ親は受け止められないんだ。もうずっと、受け止められることに。
坂梨:
渇望してる。
芦名:
そう。渇望してるんですよね。そうすると、男が受け止めてくれる。
男はただの下心なんですけど。それが受け止めてくれる。
私を必要としてもらってる、っていうことに対してセックスに、
肉体的な欲望に、こうバシーンって走っちゃうっていう。
吉岡:
うーん。
坂梨:
そこでのマッチングが、そこで生まれますからね。
吉岡:
うん。
坂梨:
で言うと、何でしたっけ。えっと、不良?グレる。
芦名:
はいはい。
坂梨:
は、その、愛がそうさせる。
愛の欠落がそうさせてるっていう。
芦名:
そうそう。受け止めてほしい。
吉岡:
うん。
芦名:
繋がりがほしいっていう。
坂梨:
のが、あの暴動に繋がってるっていう?
芦名:
そう。で、なんか強い、すごいね、すごいね、っていう。
もう少しでも多くの周りからの賞賛とか、
少しでも多くの周りからの承認とかっていうのを得る方向に走っちゃうっていう。
吉岡:
あぁ。
芦名:
それをそっと抱きしめてあげたいですね。
吉岡:
ハハハ!
坂梨:
そっと抱きしめてあげたい(笑)なるほどな。
ちょっとした罪悪感というか、何だろうな。スリルとかもあるんでしょうね。
その国家的な権力に、何ですかね。ちょっと歯向かってるスリルみたいな。
芦名:
まぁそれで言うと、いかに脈を上げるかっていうそのBVEATS理論が
まさにその通りだと思うんだけど。
坂梨:
あぁでもそうですね。大きく外れてないと思います。
芦名:
そうそう。