スタートアップはおすすめしない 第14回|投資とスタートアップ【1/n】


芦名:

ASH RADIO!

さぁ、ということで。これ何回目ですか?もう14回目。


吉岡:

14回目(笑)


坂梨:

すごい。


芦名:

ついに折り返しましたけども。


坂梨:

ついに折り返して。しましたね。


芦名:

えっと、今回はですね。また前回に引き続き坂梨さんにゲストで来ていただいてます。ありがとうございます。


坂梨:

よろしくお願いします。すいません。


吉岡:

お願いします。


坂梨:

よろしくお願いします。


吉岡:

まぁ前回ちょっとあの、何だっけ。


坂梨:

出資の。


吉岡:

出資のお話ね。ありましたけど。


芦名:

あぁ、はいはい。


吉岡:

なんかスタートアップ?


芦名:

あぁ、はいはい。スタートアップもでもおかしな話で。

僕はスタートアップっていうのはおすすめしないんですよ。


吉岡:

へぇー。


芦名:

僕はスモールビジネスっていうのを目指した方がいいかなと思って。


坂梨:

最小ってことですか?


芦名:

そうそう。要は起業するじゃないですか。

で、起業した時に、皆なんかスタートアップ、スタートアップって言って、

なんかちょっと流行ってる感じがあるじゃないですか。


吉岡:

うんうん。


芦名:

まぁスタートアップとスモールビジネスって考え方があって。

スタートアップっていうのは、要は何千万なのか、何億なのか、まぁはたまた何百万なのかっていう、まぁ第三者にお金をもらって、

これはよく皆が言う要は資金調達って言うんですけど。

でも資金調達ができた段階で、ビジネスは完成していなくて。


坂梨:

そうですね。


芦名:

要はそれは製作費なんですよ。製作費を人からもらってるっていう。

で、そうすると、この目的が何になるかって言うと、

バイアウトっていうそのビジネス、事業を売る。もしくはIPO、上場っていう。そうすると株価がバコって上がるのか、もしくはその会社の価値が上がって、人に買われるのかっていうことで、

その最初にお金を何千万、何億入れた投資家が儲かるっていうシステムなんですよ。


吉岡:

はいはい。


芦名:

じゃあ、この間って、製作期間なので、要はバイアウトするまでは。製作期間中って、売上上がらないじゃないですか。これ売上どうすると思います?


吉岡:

え?それは出資でまかなう?


芦名:

その通りです。つまり、CEO、社長なんですよ。


吉岡:

うんうん。


芦名:

社長なんだけど、お金を1円も稼いでない社長なんですよ。


吉岡:

あぁ、はいはい。


芦名:

で、社長が年収をもらってるんですよ。

これは売上から上がってるんじゃなくて、第三者の出資のお金で成り立ってるっていう。


吉岡:

うーん。なるほど。


芦名:

僕はなんかここに対してあんまり美しさを感じないんですよね。

それって、失敗した時、要は覚悟が違うって思うんですよ、僕からしたら。

ちょっとそれが古い考え方なのかもしれないし、僕はそれがまっとうな考えだと思うんですけど。

で、この間僕が受けたそのエンジェルラウンドでの投資お願いします、みたいな言ってきたその。


吉岡:

はいはい。


芦名:

自称CEO、まぁCEOなんですけど、みたいな人も、

エンジニアの給料、エンジニアの給料が60万×12か月で、720万×2名で、1440万で、プラス僕が月100万円×12か月で1200万円。合計2640万円、

みたいなこと言ってくる訳です。それをください、みたいな。


吉岡:

へぇー!


坂梨:

(笑)


芦名:

おかしな話ですよ。


坂梨:

そうっすね。おっしゃる通りっすね。


吉岡:

すごいな。


芦名:

で、何だろう、一方僕みたいな考え方は、自分の給料なんかなくて良いから、とにかく最高のものを作って、最高に売れるものを作って、売れる仕組みを作って、思い切り加速させていこうって言って、

芦名表参道この2年間僕の給料ほぼなしでやってるんですけど。


吉岡:

うんうん。はいはい。


芦名:

それがなんか僕からしたら覚悟というか。


吉岡:

うんうん。


芦名:

なんで僕がそれができるかって言うと、絶対成功させると思ってるし、絶対成功すると思ってるからそういうふうにやるんですよね。

でも何もしなくても100万円もらえちゃったら、やるのかな?っていう。


吉岡:

あぁ。


芦名:

だからよく言われるのが、どういう所で投資をするんですか?って言ったら結局経営者の情熱しかないとか、よく投資家が語るじゃないですか。

それはまさにそうで。テメーの飯を食いたいだけの経営者なのか、それとも本当にこれを実現させたいかっていう経営者なのかっていう、そこをちゃんと判断しなくちゃいけない。


吉岡:

はいはい。


芦名:

ただ一方で、今のはスタートアップの話で。一方でスモールビジネスっていうのは、普通に銀行借入をして、自分で物を作って自分で売っちゃったらいいんじゃないの?っていう。

そっちの方が絶対早いし、人に迷惑かけないし、やっていて気持ちいいと思うんですよね。


吉岡:

うんうん。


芦名:

別に何億とか何百億とか狙わなくていいじゃないですか。月の売上が100万円で、経費が50万円。でも50万円は利益が出る訳だから。

まずはそこから始めたらいいんじゃないかなっていう。


吉岡:

うん。


芦名:

で、なんか皆アイデアがないまま、アイデアがなかったらどっちもやっちゃいけないんですよ。


坂梨:

いやもうおっしゃる通りですよ。はい。


芦名:

でもアイデアないまま、アイデアないからちょっとスタートアップ。それはおかしいだろ。


吉岡:

アハハ。なるほどね。


坂梨:

逆にその、相談が来た訳じゃないですか。


芦名:

はいはい。


坂梨:

で、今おっしゃっていたようなことは打ち返したんですか?

どういう打ち返し方をしたのかなと思って。


その相談が来た時に相手に対して。その時。いやなんか今おっしゃっていたことっていうのは間違いなく1200%正しい中で、

それをプレゼンテーションしてきた人に、その1200%の例えば浴びせられたとしたら、こっち側はどういうふうな反応をするのかなって。


芦名:

もうあわあわする。


坂梨:

あわあわしますよね。


芦名:

要は、一番最初に聞くのは、本当にそう思ってますか?っていうのは聞くよね。


坂梨:

そうですね。


吉岡:

そう思ってるの、そうは?


芦名:

例えば5Gが来ますと。


坂梨:

5G。はい。


芦名:

そうすると動画がサクサク。それはわかると。本当にお前がそう思ってるのか?っていう。


吉岡:

うんうん。


芦名:

なんかマーケットに合わせてそこに乗っかるだけだったら、マーケットに合わせてもう最初にやってる人を見てこの人は、あ、来るな、みたいなこと言ってる訳じゃないですか。


坂梨:

うん。


芦名:

自分が先駆者じゃないというか。


吉岡:

うんうん。


芦名:

だったら僕はこっちに投資した方がいいんじゃないか?っていう。


吉岡:

うんうん。


芦名:

なんでここの。


坂梨:

いやおっしゃる通りです。おっしゃる通り。


芦名:

だからそのシリコンバレーの真似をして、そのシリコンバレーから伝わった2ヶ月くらいかけてこう輸送されてきたものに、これが最新って言ってる時点でおかしいんじゃないの?みたいな。

だからそういうのも含めて、その人が見えてる、先見性なのか。

その世界が先見、これが次に来ますよって言われたから言ってるのか、とか。それをまず、あなたがこう思ってるのか?ってことを聞く。

もうプレゼンとかどうでもいい、って。お前はどう思ってるんだ、っていう。


坂梨:

いや、なんか応援じゃないですか。言ったら。エンジェルって。

だからその応援される対象として、なんかその、それをわきまえてなきゃいけないし。お願いするなんか姿勢とかもそうだし。

それも含めて多分人間力、情熱、パッションっておっしゃっていたような。そこをちゃんとわきまえないとな、っていうのは改めて思いましたね。

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