自分の人生に責任を持つ 第21回|雨が降っても自分のせいだと思え。【3/4】
吉岡:
決断の責任は自分にしか取れないって話ありましたけど、
決断の責任を自分で取ってない人も多いって感じですか?
芦名:
いやそれがもうほぼすべてじゃないですか。
吉岡:
うーん。自分で取ってると思ってる人が多いってことですか?
芦名:
いや。
決断の責任を自分で取るとも思ってない人がほぼです。
だから会社の給料に対して文句言う訳じゃないですか。
吉岡:
あぁー。なるほど、なるほど。
そこの会社に入るって決めて、
働くって決めたのは自分なのに、ってことですか?
芦名:
そうです、そうです。
で、給料を上げたいんだったら、
給料を上げる努力をお前がしたらいいじゃないかって話じゃないですか。
吉岡:
うーん!
芦名:
じゃあ副業を始めるのか、
何か違う所でお金を稼ぐのかっていうアクションもしないくせに、
なんか赤ん坊みたく、もっとおっぱいちょうだいとか、みたいな。
もっとお金ちょうだい、みたいなことを言ってるのは
めちゃめちゃ自分の人生に責任を持ってないんじゃないですかね。
吉岡:
あぁ、なるほど、なるほどね。
芦名:
ただ自分の人生にすべて責任を持つってめちゃめちゃ大変なんですよ。
吉岡:
うんうん。大変というのはその、責任がすごいから?
芦名:
はい。まず責任が自分の人生に責任持とうとしたら、
お金がめちゃめちゃかかります。
吉岡:
あぁー。お金がかかる?
芦名:
要は自分の人生に責任を持つってどういうことかって言うと、
例えば駅で変なおばちゃんに、コーヒーぶっかけられるとするじゃないですか。
吉岡:
はいはい。
芦名:
それは誰の責任だって話です。
吉岡:
それは誰の責任?
芦名:
はい。
吉岡:
おばちゃんがぶっかけたけどおばちゃんの責任じゃないってこと?
芦名:
お、鋭いですね。
吉岡:
(笑)
芦名:
そこにいた自分の責任なんすよ。
吉岡:
あぁ、なるほどね。
芦名:
その電車を選んでしまったっていう自分の責任なんですよ。
吉岡:
はいはい、はいはい。
芦名:
だから、あぁこれ僕の責任だなって思って、自分を反省しなくちゃいけないんです。
吉岡:
うーん!99%おばちゃんの責任にしますよね。
芦名:
あぁそうです、そうです。普通はその方が楽なんですよ。
なぜならお金かかんないから。
吉岡:
あぁー。
芦名:
僕は、だったらタクシー乗ればよかったなって思うだけです。
吉岡:
うーん!
芦名:
ただお金がかかるじゃないですか。
吉岡:
うんうん。
芦名:
電車乗って、コーヒーぶっかけられるじゃないですか。
で、自分の責任だと思うんだったら、
うわぁ、これも自分の責任だから、このクリーニング代も自分で払わなきゃな。
吉岡:
うんうん。
芦名:
お金かかるじゃないですか。
吉岡:
うんうん。
芦名:
自分の責任で生きるってことはめちゃめちゃお金がかかることなんですよ。
吉岡:
あぁ、なるほどね。
芦名:
例えばなんか大学生とか社会人でまだ実家に住んでる奴とか。
吉岡:
はいはいはい。
芦名:
完全に親の責任の中で生きてる。
吉岡:
あぁ、うんうん。
芦名:
で、なんか自立した顔して。
吉岡:
ハハハ!
芦名:
でも自分の責任で生きるってことは、家賃も自分で払わなくちゃいけないので、
それはお金はかかりますよ。
吉岡:
うんうん。
芦名:
だからそこ。
吉岡:
あぁ。
芦名:
ですよね。
吉岡:
なるほどなぁ。
じゃああらゆる事象に対して自分が原因で起こっていることなんだ、
っていうのをすべて思うっていう?
芦名:
そうです、そうです。
うちの会社にメンバーに教えたのは、
雨が降っても自分のせいだと思え、っていう。
吉岡:
ハハハ!雨が降る場所にいたのも?
芦名:
そうそう(笑)
吉岡:
なるほどな(笑)
芦名:
その方が絶対あの、楽だと思うんですよね。
吉岡:
うーん!
芦名:
お金がかかる、つまりお金を稼がなくちゃいけない、これは大変ですよ。
吉岡:
うんうん。
芦名:
でもそれ以外は全部楽じゃないですか。
吉岡:
うーん!
芦名:
全部自分で責任取れるから。
吉岡:
うんうん、うんうん。なるほど、なるほど。
楽っていうのはその、心理的にメンタル的にストレスが少ないということですか。
芦名:
はい。僕はそっちのほうのストレスの方が少ないと思っちゃうタイプなんですよ。
要はお金を稼がなくちゃいけないとか、
新しい仕事を起こさなくちゃいけないとか、
こんなこともしなくちゃいけないっていうのは別に全然何とも、
屁でもないというか。むしろやりたいっていう。
吉岡:
うーん!
芦名:
でも、それよりも、自分で責任取れない、
自分でコントロールできないなんかおばちゃんにコーヒーかけられるとか、
なんか自分の進路を親に決められるとか、
なんか人にこれをやりなさいとか、人から仕事を押し付けられるとか、
っていうことのほうが僕はすごく嫌だっていう。
吉岡:
あぁ、なるほど、なるほど。
芦名:
それは自分の人生じゃなくなるじゃないですか。
それはいつまで経っても会社の人生で、人の人生を歩くだけなので。
吉岡:
あぁ、なるほどね。