採用の上限と下限 第16回|人間には役割がある。【7/7】
坂梨:
だから芦名さんもおっしゃってましたけど、
(芦名さんの)講演会とか本を読む程に、革命的な要素とかは特になくて。
元気が出るとか。
芦名:
そうそう、そうそう。
いやそれが一番の価値なんですよ。
坂梨:
いやそうっすよね。いやすご、まぁそうだなっていう。
芦名:
それは何かを、何だろう。それ以外のものをなんか。
吉岡:
求める?
芦名:
成功しようと思ってる時点でもうおかしな話で。
ドラゴンボール見たらドラゴンボール、
かめはめ波打てると思ってるっていうぐらい、
おかしな批判というか。
吉岡:
うーん。
坂梨:
そうなんすよねぇ。結構それはありますよね。
まぁなんか誰、突出した誰かが成功したとして、
俺もできる!みたいなことってなかなか思わないじゃないですか。
吉岡:
うんうん。
坂梨:
まぁ選択肢としてはあるかもしれないですけど。
だから結構身近な人が成功すると、それをなんか追いかけるみたいなのは。
人間の行動原理的にはあるかもしれないですね。
芦名:
うん。確かに、確かに。
坂梨:
だから講演会とかも、例えば僕が芦名さんを見ると、
あ、俺にももしかしてできるかもしれない、みたいなのがあるかもしれないですよね
。
でも、全然違う人が芦名さんのやつを見ても、
なんか元気は出るかもしれないですけど、っていうのはあるかもしれないですね。
芦名:
そうね。
吉岡:
うんうん。
芦名:
芦名がプルデンシャルでうまくいってる。あぁ。
坂梨:
あぁまさにそれですよね。アメフトとかがものすごくプルデンシャル、
増えた時期でしたね。
芦名:
で、まぁ芦名がうまくいってる、ぐらいだったら別にまぁアイツだったら、
ぐらいの、あるかもしれないけど。
え、アイツも行ってるの!?
みたいになった瞬間に一気になんかその。
上と下ってすごく大事で。
この間に広がるんですよ。採用とかもそうなんだけど。
坂梨:
確かに。上と下って超重要ですね。
吉岡:
どういうことですか。上と下。
芦名:
要はその例えば吉岡さんが、じゃあ今リクルートにいて、
芦名表参道に入ってくるとするじゃないですか。
で、(社員が)芦名だけってなると、もう憧れすぎて、
例えば。なんかもう自分でできるかな?っていう不安があるんすよ。
吉岡:
はいはい。
芦名:
でもなんか芋野郎みたいなのがいて
「え、吉岡さん。そんなのもできないんすかぁ」みたいな。
え、お前よりはできるわと思うじゃないですか。
したら、採用できるんですよ。
吉岡:
あぁ、なるほど、なるほど。
芦名:
上限と下限はすごく大事ですね。
吉岡:
あぁ。
坂梨:
うん。
吉岡:
憧れと現実みたいな。
芦名:
そうです、そうです。いやコイツよりはできる。
坂梨:
自信ですね。
芦名:
最低目標、最高目標みたいなのが。
吉岡:
あぁなるほどね。
坂梨:
確かにそれはありますね、マジで。
吉岡:
うーん!
坂梨:
確かに。そこのマネジメント面白い分野だなぁ。すごい面白い。
芦名:
すごい人しかいないって言うと、ちょっと結構怖くないですか?
吉岡:
確かに。
坂梨:
怖い。
芦名:
なんか新しい証券ファンドを立ち上げたんだけど、坂梨来ない?
とかって言われて、なんかもう全員超エリートばっかりで、
東大出身、ゴールドマンサックス、モルガンスタンレーみたいな感じだったら。
いや、俺そこまで優秀じゃないんだけど、なんかあるじゃん(笑)
坂梨:
うん(笑)そうっすね。
芦名:
そう。でも同期の一番アメフトがポンコツだったアイツが行ったりとか。
アイツなんか行ってるのが意味わかんないけどな、みたいな。
でもそいつが2000万位稼いだとか聞いたら、
いやそれ、それよりはいけるだろ、みたいな。そういう。
吉岡:
あぁ。なるほどね。
芦名:
という感じで。今回も。
吉岡:
16回の。
芦名:
はい。終わりましょう。
吉岡:
今回も結構ロングラン。
芦名:
あ、今回もロングでした?あ、本当です。今回もロングですね。
という感じで本日ありがとうございました。
吉岡・坂梨:
ありがとうございました。