人を喜ばせなかったらクビ 第12回|人間何回目?芦名の解釈【3/3】

芦名:

あとは僕はその、何だろう。自分が解決できることで、人生を過ごしたいっていう気持ちがすごくある。


坂梨:

あぁ。


芦名:

左右されたくないじゃん。


坂梨:

そうですね。そうですね。だから、それがもうものすごく芯として太いですよね。芦名さん(笑)


芦名:

だから、僕はまだ稼ぎたいって気持ちよりも、

だからお金がなくちゃいけない、っていう。


坂梨:

ですよね。


芦名:

お金がなかったら電車乗らなくちゃいけないとか。でも電車乗ったらトラブルに巻き込まれる。うわ、これタクシー利用したい。

タクシーだったら、例えばあそこまで行くのに1万円かかる。それは稼がないとな、っていう。


吉岡:

うんうん。


芦名:

だから僕はこの間も話したかもしれないですけど、自分がネガティブにならないためにお金を稼ぐ。


坂梨:

そうですね。だからそのお金があくまでも目的じゃなくて、手段であるべきだし。ただそれを何だろうな。経営者の人達ってどうなんですかね?わかんないですけど。

そういう人達がやっぱ周りにいっぱいいますか?


芦名:

どうなんですかね。


坂梨:

稼ぎたい、みたいな。


芦名:

いや、皆稼ぎたくてやるんじゃないの?経営者とか。


坂梨:

手段として稼ぎたい、お金があるからできることって増える、選択肢もそうだし。

だからやるんだ。だからその次の目的のために、お金が必要で稼ぎたいんだったら良いんですけど。


もうとにかくお金を稼ぐことが目的になっている経営者さんって、どうなんですかね。

その経営者のその同じ横並びの目線として。


芦名:

いやなんか目的はなんでもいいかなっていう。

要は会社っていうのは結局何で見られるかって言うと、結局どれだけ売ってて、どれだけ利益上げたかっていう所くらいしか結局見られないんで。

なんかそれは金を稼ぎたいっていうことなのか、なんかそのお金をツールとして、そのツールを増やしたいということなのか。何でもいいという所はあるかな。


坂梨:

何でもいい。そうですね。そうですね。


でも何でもいいっていうのもなんか、僕はすごい、僕個人としては悲しいなと思います。

なんかその、何だろう。

自分にとっての大義がそこに宿っていてほしいというか、行動に。


吉岡:

うんうん。


坂梨:

宿っていてほしい。それは、別に勝手な意見で。別に正しいとは全く思ってないですけど。


いや金稼ぎたいからやる、金稼ぎたい、は大義になり得ないと僕は思ってるんです。

じゃあ金稼いで何をするっていうのが、を、語ってほしいんですよね。

だから嘘でも良いから。


僕は今サラリーマンなので、ついていく身としたら、それを語ってくれないと。


吉岡:

うんうん。


坂梨:

僕はついていけない。僕は少なくとも。


吉岡:

はいはい。


芦名:

それは間違いなくそうですよね。


吉岡:

うん。


芦名:

何だろう。その、お金を稼ぐ人が上手い人って間違いなくいるんですよ。


坂梨:

あぁそうですね。うん。それはそうですね。


芦名:

どこをつついたら金になるっていうのがわかる人はすごくいるんだけど。


坂梨:

はい。


芦名:

僕はなんか逆にあんまそこがわかんないっていうか。

あんまそこに敏感になるつもりもないし。そんな敏感じゃないっていう。

そういう人って大体何を見て判断するかって言うと、市場を見るんですよ。


吉岡:

うんうん。


芦名:

マーケットを見るんですよ。で、もちろんマーケットを見て出し入れした方が、

賢くお金っていうのは貯まるんだけど。


僕が思っているのは、お金は絶対に人が(多いところに)集まる。人が払うから。

人を集めない限りどうにもならないって僕は思っていて。

だから、人を喜ばせる。


芦名表参道の3ヶ条というのがあって。

それの2つ目が、人を喜ばせることっていう。これやらなかったらクビなんですけど、うちの会社は。


AO HLDGS3ヶ条


坂梨:

いやいや素晴らしいですね。まぁ当たり前のことなんですけど、それってできていない人多いよね、っていうのは芦名さんがおっしゃっているようなことで。

だから集客だと思うんですよね。集客力っておっしゃっていて。

だからそこのなんかマネジメントって、その集客をすることに対しての爆発力みたいなのは、芦名さんはすごいと思いますね。


芦名:

集客ねぇ。集客もだから動線ですよね。何を仕掛けて、それを、それに触れた人がどう感じて。


そこで本当にお金を払うのかどうなのかっていうところまでちゃんとデザインしなくちゃいけないから。


坂梨:

ただそれってその消費者なのか、そのお客さんの他者理解というか。

いかにペルソナじゃなくて、その人として具体化できるか、ですよね。

で、それがすごい芦名さんは上手いと思います。


芦名:

でも電通のクリエイターとか皆それやってるでしょ?


坂梨:

やってると思いますね。


芦名:

だからその、だから電通が僕は新入社員の時にコミュニケーション、コミュニケーションっていうのを散々習って来て。

なんだよ、コミュニケーションってめっちゃ思ってたんですよ。

コミュニケーションデザインだ!と。


吉岡:

はいはい。


芦名:

はぁ、意味わかんないこと言ってんじゃねーよと思って(笑)

コンビニのペットボトルが、あぁこれ良いコミュニケーションしてるね、とかって研修中に先輩に言われて。

ハァ?なんでペットボトルごときコミュニケーションしてんだ、と思って。

マジで意味、コイツマジで電通ってのは…と思って(笑)

新入社員の時に。すごい意味わかんなかったんですけど、

今やっとなんかわかりますね。


吉岡:

うーん!(笑)


芦名:

ただのペットボトルというかそのパッケージが、パッケージを見た時にユーザー、お客さんがどういう感情になるのか。それがわかりやすいのか、というのがコミュニケーションなので。


吉岡:

うんうん。


芦名:

そこをちゃんと設計するというのはすごく大事ですよね。


吉岡:

うん。


坂梨:

もう相手への理解ですよね。マジで。

というわけで、前世の話から、だいぶ(笑)かけ離れましたけれども。


芦名:

一回第12回はこれぐらいにしときましょう。


吉岡:

そうしましょう。


芦名:

ありがとうございました!


吉岡:

ありがとうございます!


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