相対的にしか能力って語れない 第11回|企画は合コンの延長よ。【2/4】
吉岡:
逆に言うとハリウッド行く時は確証みたいなのは、あったんですか?
芦名:
ハリウッドは、
プルデンシャルの中で一番雰囲気とオーラと表現力があったから。
吉岡:
あぁ。
芦名:
それはもちろん自分が主観的に思うっていうのも大事だけど、
その能力ってすごい客観的なもので。
要は誰と比べてすごいかっていうのがすごく大事だから。
それはプルデンシャルのどの誰と比べても一番オーラも雰囲気も表現力もあったから。
吉岡:
うんうん。
芦名:
あ、だったら世界でも通用するんじゃねぇのぐらいの(笑)
吉岡:
はいはい(笑)
芦名:
ノリかな。
やっぱそれはだから僕はハリウッド行ってオーディション受けて、役が決まったって時もどういう気持ちだったかって言うと、
嬉しいって気持ちは一切なくて、
あ、僕のマーケティングが合ってたなっていう、そういうほっとした感じ。
あ、戦略通りだったな、良かったな、とかってぐらいな感じですね。
吉岡:
うーん!
芦名:
それは向こうもその演技やってる人も出てきた瞬間に見たくなる、それだけ。
そんな感じだったよね。
吉岡:
ふーん!なるほどね。はいはい。
坂梨:
誰と比較、ですね。
芦名:
誰と比べて足が速いか。誰より背が高いか。それが能力だから。
吉岡:
うんうん。
坂梨:
だから相対的にしか多分自分の能力って語れないんですよね。何でも。
吉岡:
うんうん。
坂梨:
そうですよね。おっしゃる通りだと思いますね。
芦名:
でもなんかちょっとこの平成のゆとり世代みたいな変な文脈で、
人と比べないみたいな。
可能性は人と比べちゃいけないんだけど、
できないは人と比べないと
できる、できないって言えないから。
坂梨:
まぁだから結果ですよね。結果を比べないと。
芦名:
そうそう。結果は、ですね。
坂梨:
結果は比べないと何も語れないというか。
比較してはじめて価値が出るっていう。
比較と、あと何をもたらしたかによって価値が出ると思うんですけど。
そっか。なるほどですね。
第11回|企画は合コンの延長よ。