AbemaTVの赤字 第10回|Amebaと、安田さんと、藍より青し。【3/8】
吉岡:
ちょっと次のトピックで、
Twitterで流れてきた、AbemaTV3年連続200億赤字に漂う不安
みたいなニュースが出てきたんですけど。
芦名:
ほぉ。
吉岡:
AbemaTVとかって見たことあります?
芦名:
AbeamTV、あります、あります。AbemaTVが出てきた時くらいに見ましたね。
吉岡:
何見たんですか?
芦名:
いや全然覚えてないです。あぁAbemaTVってこういう感じなんだ、っていうのを見たっていうか。こう触った感じですね。
吉岡:
はいはい。その、素人からすると、3年連続200億赤字ってどういうこと?って思うんですよ。それ大丈夫なの?っていう。その経営していない人からすると。
芦名:
はいはい。
吉岡:
なんかそんな赤字めっちゃあって大丈夫なのかなっていう。
なんかあるじゃないですか。今期は何十億、何百億赤字でした、みたいな。
芦名:
はいはい。
吉岡:
え?お金大丈夫なの?っていう。
芦名:
うん。まぁなんか色んな戦略が見えますよね。僕はすごく面白いなと思いますけど。
本当にもしかしたら、もしかしたら本当にガチでやばい可能性もありますよ。
吉岡:
はいはい。
芦名:
パターンもあると思いますけど、さすがにAbemaに限ってはそんなことないんじゃないかなって僕は踏んでるんですけど。要はどういうことかって言うと、まずその印象操作ですよね。
吉岡:
あぁ、はいはい。
芦名:
赤字になると、株価が下がるじゃないですか。
吉岡:
はいはい。
芦名:
え、あの会社大丈夫?っていう。要はその投資とか株って結局自分がどう思ってるかで動くんじゃなくて、皆がどう思ってるかに対して動くんですよ。
吉岡:
うんうん。はいはい。なるほどね。
芦名:
だから、例えばAmazonの株が上がってますって言っても、僕がAmazonが好きだ、いや僕は楽天市場の方が好きだよ、とかっていうその個人の好き嫌いじゃなくて、世界の皆さんがどう思ってるか。Amazon、自分がAmazon絶対来ないと思っても、全員がAmazon来るよね、これ絶対っていう風潮が株価を上げるっていう。
吉岡:
はいはい。
芦名:
で、一方で、そのAbemaはサイバーエージェントが絡んでるし。
吉岡:
うんうん。
芦名:
テレビ朝日も絡んでるし。やっぱそこら辺のメディア業界のプロの人達が仕込んでる情報を流してる訳じゃないですか、結局。
吉岡:
うんうん。
芦名:
で、200億赤字って言ったら皆株を買わなかったり、株価が下がったり、株式を公開してるかどうかもちょっとわかんないですけど。じゃあその時に株価を持ってる人がめちゃめちゃ得するじゃないですか、っていうことです。
吉岡:
はいはい。
芦名:
株価を今のうちに絶対来ると思えば思うほど、今のうちに株価を下げまくって自分が株を手に入れた方がありがたいっていう。
吉岡:
なるほどね。
芦名:
だから別にあんまりAbemaの200億赤字っていうのは僕は別に何とも思ってないかな。
吉岡:
うんうん。あぁ。なるほどね。
芦名:
はい。むしろ今のうちに株買ったらいいんじゃないかなっていう感じですよね。
吉岡:
はいはい。
芦名:
でも本当に実際それがどこまで収益化できるのかっていうのは、もちろん事業をやっているそのトップの人はもちろん明確な算段がもちろんあるとは思いますけど。
吉岡:
なるほど、なるほどね。
芦名:
まぁでもテレビ朝日が持ってるスタジオだったりとか、
まぁその資産を使いながらお金をかけずに。
で、テレビ朝日が持ってるディレクターとかプロデューサーとかにそこを作ってもらって。
吉岡:
うんうん。
芦名:
で、まぁサイバーエージェントとテレビ朝日とかで色んな所からお金出して作って。
200億赤字。製作費で、あとはタレント代で、
うん。そんなに問題じゃないんじゃないかな。
吉岡:
ふーん!
芦名:
まぁでも、あとはだから、それをどうやって収益化するのかっていうのはちょっと僕はあんまわかんないですけど。
吉岡:
あぁ。なるほどね。
芦名:
もし本当にやばいんだとしたら、テレビでテレビを見る時代って、
多分Abemaができたのって、そもそも僕視聴率だと思うんですよ。
吉岡:
うんうん。視聴率が?
芦名:
僕が思うのは。要はビデオリサーチっていう。
吉岡:
はいはい。
芦名:
木村拓哉が何とかした瞬間、視聴率16.8%!みたいな。そういうなんかあるじゃないですか。
吉岡:
はいはい。
芦名:
瞬間視聴率なんかある訳ねーじゃないですか。
吉岡:
はいはい(笑)
芦名:
なんで木村拓哉がなんか、「ちょ、待てよ」って言った瞬間に。
吉岡:
アハハ!
芦名:
視聴率がバッ。皆その瞬間にテレビつけたの?みたいな話じゃないですか。
吉岡:
はいはい(笑)
芦名:
だから意味がわかんないんですよ、よく考えたら。
吉岡:
うんうん。
芦名:
っていうのを本当か嘘かわかんないですけど、
その視聴率っていうのを作ってるもの自体が電通の子会社だし。
吉岡:
あぁ、はいはい。
芦名:
それが真実かどうかは皆さんが調べていただければ良い話だと思うんですけど。
吉岡:
はいはい。
芦名:
で、電通は、この番組は視聴率がすごい高いです。だからここのテレビ枠を買うのはお金がかかりますよ、って言って、じゃあハイ1億円ください、とか。
吉岡:
はいはい。
芦名:
月9っていう枠をわざと視聴率が高いっていうふうに見せて、じゃあここは2億円です。
吉岡:
うんうん。はいはい。
芦名:
それ、お前が勝手に何か視聴率とか言ってるだけじゃないかって話じゃないですか。
吉岡:
はいはい。
芦名:
それをサイバーエージェントとか、テレビ朝日とかが、いやそれは違えだろ、って。WEBだとリアルタイムで誰が何人見てるかわかると。じゃあそのリアルタイムに対して広告費っていうのを付けた方が合理的じゃないか、っていう。透明性があるじゃないか、っていう企画だと思うんですよ、そもそも。
吉岡:
あぁ、はいはい。
芦名:
だし、今テレビで見るというよりもSNSで見るし、スマホで見るし。
っていうなんかそれがあいまって、1つの企画ができたと思うんですよ。
吉岡:
はいはい。
芦名:
だから完全に何だろう。その視聴率って観点で言うとテレビ潰しですよね。
吉岡:
なるほどね。
芦名:
要はクライアントは電通にお金を払うよりも、Abemaにお金を払った方が、透明性がある。視聴率に対して。
あ、だからこの金額なんです、それはわかりやすいです、っていう。
ただ、Abemaでテレビを見るかっていうものは一番の問題かな。
吉岡:
あぁ。
芦名:
っていうのはちょっと僕は感じますけどね。
吉岡:
ん?Abemaを見るかってこと?
芦名:
はい。
吉岡:
あぁ。
芦名:
Abemaを見ますか?
吉岡:
僕は見ないですね。
芦名:
今の中高生とか見てるんですかね。
吉岡:
まぁ若い…
芦名:
Abemaって。
吉岡:
見てるんじゃない?見て、うーん。見てるんじゃないですか。
なんかちょっとこうアイドルとか出てたりとか、わかんないけど。
芦名:
でもYouTubeは、YouTubeも見そうじゃないですか。
吉岡:
見そう、見そう。だから競合してるんじゃないですか?
もう可処分時間の奪い合いですよね。
芦名:
でもAbemaとかって、なんかタレントとか使ったらどんどんお金がかかるじゃないですか。
吉岡:
はいはい。
芦名:
でもYouTubeはタレントギャラかからないから。自費で全員やってるからそっちのほうが面白いじゃないですか。
吉岡:
あぁ。でも何だっけ、SMAPが辞めた後、Abemaでなんか始めたりしたじゃないですか。
芦名:
うん。
吉岡:
そういう何だろう。テレビではできないことをやる、みたいな。
芦名:
うん。
吉岡:
でもYouTubeでは。
芦名:
Abemaって例えばパソコンとかで見れるんですか?
吉岡:
見れるんじゃないですか?(笑)わかんない。
芦名:
YouTubeと同じ位の感覚で見れるのかな。
吉岡:
見れるんじゃないかな。Abema素人の二人が(笑)
芦名:
何だろう、その、Abema、YouTubeを作ろうとしてる感じなんですかね。
吉岡:
あぁ、でもなんか色んなジャンルのありますね。ニュースとかドラマとかアニメとかこう。あ、格闘技とか、何か。スポーツとか、何か色々ありますね。
フフフ。番組表とかもあります。
芦名:
なんか普通にテレビ作れる人が、テレビのディレクターじゃないですか、要はそれ作ってるの。
吉岡:
うんうん。
芦名:
テレビのディレクターが普通にガチで作ってYouTubeに上げたらいいんじゃないですか。
吉岡:
あぁ、なるほどね。それをなんでAbemaでやる必要があるのかっていう。
芦名:
はい。だってもうプラットフォームはYouTubeの方が便利だしでかい訳なので。
吉岡:
うんうん。
芦名:
まぁYouTube、日本版YouTubeみたいなのを作りたいって言うならまぁわかりますけど。
吉岡:
うん。
芦名:
どうするんだろうなぁ。それは普通に気になりますね。質問したい。
吉岡:
ハハハ!逆に?
芦名:
はい(笑)どうしていくんですかね?っていう。
なんかメディアに強い人とかいないですか?聞いてみたいな。
吉岡:
誰かいらっしゃったらぜひ回答をお待ちしてます。
芦名:
まぁゲストでいらっしゃっていただいてもすごく良いと思うんですけど。
なんかこういう所でメディア論とかやってる東大生とかに来てもらっても面白いかもしれないですね。
吉岡:
あぁ、はいはい。なるほどね。
第10回|Abemaと、安田さんと、藍より青し。