田中将大と斎藤佑樹 第8回|人生の「旬」と「責任」【5/6】
吉岡:
次のトピック行ってもいいですか。
芦名:
次行きましょうか。
吉岡:
ちなみに、芦名さん昨日ドラフト会議っていうのがあったんですけど、知ってます?
芦名:
あぁ、なんかリポビタンDの広告キャンペーンでやってたのを知りました。
吉岡:
どういうこと?(笑)
芦名:
なんかリポビタンDってあるじゃないですか。
吉岡:
はいはい。
芦名:
リポビタンDが昔からドラフト会議のスポンサーやってるんですよ。
吉岡:
はいはい。
芦名:
で、多分僕の電通の同期とか結構盛り上がってて。
要はそのドラフト会議でなんか、自分の名前と出身大学みたいな入れると、なんか芦名勇舗、慶応大学、読売、ドラフト1位みたいな看板が作れるようなSNSアプリが結構なんか流行ってて。
吉岡:
へぇー!はいはい。
芦名:
それが流れてきたので見ました。あ、これすごい上手いキャンペーンだとは思いましたけど。
吉岡:
あぁ、なるほどね。なるほど。じゃあその結果とか別に見てないしどうでもいい?
芦名:
全然(笑)
吉岡:
ハハハ!なるほど、なるほど。
芦名:
どうしたんですか?ドラフトが。
吉岡:
いや、なんかその、今年ね、甲子園をわかせた金足農業とかわかります?
芦名:
はいはい。あぁ、見たことあります。
吉岡:
ハハハ!
の、吉田投手とかが、
芦名:
はいはい。
吉岡:
プロ行くか、大学行くかでずっとこうギリギリまで悩んでて。
芦名:
へぇ!
吉岡:
なんかお父さんとかと、こう家族会議とかもめちゃめちゃ。
芦名:
めちゃめちゃ面白いじゃないですか。
吉岡:
して、最後の最後はやっぱりプロに行くって言って、プロに行って、日ハムに指名されたんですけど。
芦名:
へぇー!また日ハムなんですね!すごいっすね、日ハム。
吉岡:
日ハムやばいっす。
芦名:
日ハムすごいっすね、そこら辺。へぇ!
吉岡:
くじ運というかね。
芦名:
はいはい。
吉岡:
だからなんかその、高校生でももう自分の人生を決断してる訳じゃないですか。
芦名:
はいはい。
吉岡:
で、そのお父さんは、失敗した時のリスクをめっちゃ考えて
「お前今じゃないんじゃないか?」って話をずっとしてたみたいですよ。
芦名:
あぁ。
吉岡:
大学行ってからプロになっても遅くないんじゃないかと。
芦名:
はいはい。
でもお母さんが、
「あの子の旬っていつなんやろね」ってお父さんに言った時に、
あぁそうか、ってなって。
芦名:
うん。
吉岡:
こうお父さんも「頑張れ」っていうふうに。
芦名:
へぇ!めちゃめちゃ面白い話。
吉岡:
ハハハ!みたいですね。そう、だから、
親は失敗した時のリスク、まぁもちろん心配なんで、そっちばっかり話すけど。
吉田投手は「いや俺は絶対成功するから。どの世界でも失敗する人は一定数いるけど俺は絶対成功する」
って言って、頭下げて行ったっていう。話。
芦名:
非常に面白い。
吉岡:
(笑)
やっぱり成功する人は周りのあれをもう関係ないんですかね。もう。
芦名:
いや。
吉岡:
進む。
芦名:
もしかしたら、いやわかんないですよ。これは僕の勝手な推測ですけど(笑)
絶対田中将大と斎藤佑樹じゃないですか、それって。
吉岡:
はいはい。
芦名:
絶対にその例えばって話。絶対その話だと思いますよ。
田中将大は高校卒業、田中将大と斎藤佑樹って、まぁ斎藤佑樹っていわゆるハンカチ王子って言われる、平成元年生まれの、昭和63年。
まぁそういう世代の、要は88世代って言われる所ですよね。
で、そこのまぁエースピッチャーで、甲子園では斎藤佑樹が勝って、準優勝が田中将大だったっていう。
で、田中将大は高卒で、高卒ルーキーで日ハムに。日ハムですよね?
吉岡:
うん。あぁ、楽天。
芦名:
楽天か。で、行って、メジャー行って、今はもう世界を代表する投手じゃないですか。
一方、斎藤佑樹は大学に行って調子乗って、コケて、日ハム結局行ったけどそんな活躍しないっていう。
吉岡:
はいはい。
芦名:
まぁこれ僕の意見というよりも一般的な人がそう思ってるんだろうなっていう。
まぁ僕もそう思ってるんですけど。
吉岡:
うんうん。
芦名:
絶対その話はめちゃめちゃ参考になりますよね。
吉岡:
うんうん。
芦名:
だから、それを自分で決めたか、その話を参考にしたか、っていうのもあると思いますけど。僕はすごく面白いなと思ったのは、そのお母さんの、旬っていうのが。
吉岡:
はいはい。
芦名:
僕はすごく面白いなと思いました。要はそのお父さんは、旬とかではなくて、
能力が普遍的だと思った訳じゃないですか。
吉岡:
うんうん。
芦名:
会社員なんですかね。あんまわかんないですけど。
吉岡:
そこまではわかんないけど。そうそう。大学行ってからでもいいんじゃないか。
芦名:
人間の能力とか人間の勢いとか人間のエネルギーというのが普遍的で、むしろ歳を重ねれば重ねるほど良くなる。つまり年功序列の考え方。
吉岡:
はいはい。
芦名:
でもお母さんはどちらかと言うと、そのちょっとビジネスな考え方があって。
旬っていう考え方があって。過ぎれば過ぎるほど腐るって考え方じゃないですか。
お父さんは過ぎれば過ぎるほど良くなるっていう。その考えの違いがすごく面白いですね。
吉岡:
なるほど、なるほどね。
芦名:
僕も間違いなく旬というのはあると思うので。
やっぱり勢いのある時に思いきりやるっていう。
吉岡:
うーん!
芦名:
で、あとはその勢いのない時は変にあんまりやらないっていうのはすごい大事だと思いますけどね。
吉岡:
あぁ。はいはい。なるほど、なるほど。
第8回|人生の「旬」と「責任」