ビジネスにおいて優秀な人間とは 第8回|人生の「旬」と「責任」【3/6】
吉岡:
芦名さんの中でその優秀な人間というのはどういう人間なんですか?ちなみに。
その、よくね、優秀な人間、優秀な若者が、とかありますけど。芦名さんの中のその優秀な人間の定義っていうのはどういう人間なんですか。
芦名:
まぁそうですね、フィールドによって色々優秀さというのは違うと思うんですけど。
吉岡:
あぁ、はいはい。
芦名:
例えば消防士をやるんだったら、なんか駆け足が速いとか、腕立て伏せがすごいとか、あるかもしれないし。
吉岡:
うんうん。
芦名:
まぁでも一般的にビジネスの世界で優秀っていうのは、行動力があるっていうのが一番ですよね。
吉岡:
うーん!
芦名:
行動力があるとか、早い。
吉岡:
あぁ。
芦名:
スピードが早い。連絡とか、やり取りのスピードが早いとか。まぁそれぐらいじゃないですか?
吉岡:
うーん!営業も同じですか?営業も。営業、優秀な営業マンみたいな。
芦名:
優秀な営業マンは、めちゃめちゃ信頼感がある。
吉岡:
あぁ。
芦名:
信頼できる人であるっていう。
吉岡:
はいはい。
芦名:
嘘をつかない人であるっていう。
吉岡:
うーん!
芦名:
あとはまぁ行動力があるっていう。まぁだから結局共通するのは行動力ですよね。
吉岡:
あぁ。なるほど。
芦名:
でもなんかその東大出身の、まぁ東大を悪く言う訳ではないですけど、
まぁ半分位悪く言ってるんですけど。
吉岡:
ハハハ!
芦名:
なんか東大を出たくらいで、なんか受験がやったぐらいで、エリート、優秀みたいなのは、言うことを聞くっていう世界の中ではすごく優秀かもしれないですけど。
吉岡:
あぁ、はいはい。
芦名:
独立したビジネスの世界では、その組織体系の上がいないと成り立たないんで。まぁそれはちょっと不思議な定義になってますよね。
吉岡:
うーん!なるほど、なるほどね。
あぁ、なるほど。行動力。行動力ってなんか自分の中でこう磨いていったり、増やしていくとか、付けていけるものなんですか?前回才能みたいな話もあったじゃないですか。
芦名:
はいはい。でも全部才能ですよ。
吉岡:
ハハハ!
芦名:
全部才能っす。その才能というのは、自分に才能がないと思ってる時点でもう才能がないです。
吉岡:
あぁ。じゃあ俺行動力ないなって思ってる時点でもう才能がない?
芦名:
もう才能ないです。
吉岡:
うーん!
芦名:
結局なんかそのチャンスを掴める、掴めないとかも、自分の何だろう。錯覚なので。
吉岡:
錯覚?どういうことですか。
芦名:
要は、雨が降って、っしゃ、来た!俺マジこんなにやってるぜ!とかってなんか錯覚じゃないですか。
吉岡:
ハハハ!
芦名:
まぁほぼすべて錯覚で成り立ってるんで。
吉岡:
あぁ、はいはい。勘違い?
芦名:
勘違いです。極めて前向きな勘違いっていうのは。
企業に入るとそういうのはやめろってすごい教わるんですけど。
だからその生きる場所、環境によって、あまりにも法律以上に、もう国以上にルールが違い過ぎる。
そのポジショニングですよね。
経営者っていうポジショニングで、環境で優秀って言われるのと、
吉岡:
うんうん。
芦名:
従業員って立場で優秀って言われるのと、投資家って立場で、もう色々違うっていう。
それをどこが良いとか悪いとかじゃなくて、自分に合うところを決めたらいいっていうだけの話です。
吉岡:
なるほど、なるほど。