プレミアムフライデー 第10回|Amebaと、安田さんと、藍より青し。【4/8】
吉岡:
ちなみに今日プレミアムフライデーらしいですね。
芦名:
何ですか、それ?
吉岡:
ハハハ!知らないすか。プレミアムフライデー。
芦名:
知らないです。
吉岡:
聞いたことない?
芦名:
あぁ、シャイニングマンデーみたいなやつですか?
吉岡:
あぁ、そうそう、そうそう!
芦名:
はいはい。
吉岡:
月に1回月末の金曜日は早く帰ろう、みたいな。で、いっぱいお金使おう、みたいな。
なんかそういう。
芦名:
はいはい。
吉岡:
それについてどう思いますか?プレミアムフライデー。
政府が決めたんでしたかね。そういうふうに。
芦名:
あぁ。僕としては、なんかおじさんっぽい感じがありますよね、なんかちょっと。
吉岡:
ハハハ!
芦名:
なんか金融緩和とかもそうですけど、お金を刷ったら皆お金使うだろう、とか。
吉岡:
はいはい。
芦名:
その、おじさんじゃないですか。発想が。
ちょっと早く帰したら皆お金使って景気良くなるんじゃないかっていう。
そんな国民は単純じゃないですよ。
吉岡:
うんうん。
芦名:
だから何だろう。そのもっと巧妙に、そういう所になんかもっと広告代理店、
まさに電通みたいな、そういうコミュニケーションデザインができるような人をどんどん入れ込んで。
吉岡:
うんうん。
芦名:
いったらいいんじゃないかなって普通に思いますけどね。例えば何だろう。
要は結局それって政府と企業が組んで残業代を減らそうっていう。
そしたら企業利益出るよねっていうだけの話で。
吉岡:
はいはい。
芦名:
企業にとっては良いことしかないじゃないですか。
吉岡:
あぁ。
芦名:
電通とかも働く時間が短くなって、社員はブーブー言う、なんか稼げねぇとか言うけど、裏を返せば企業はその人件費がめちゃ、もう半分位にカットされてるんで、めちゃめちゃその分儲かって、利益が出まくってるじゃないですか。
吉岡:
うんうん。
芦名:
電通も儲かるし電通の株主も万々歳じゃないですか。
っていうなんか裏は僕からしたらすごく見えるってのはありますけど。
吉岡:
あぁ。
芦名:
でも本当にお金を使ってほしいんだったら、皆がお金使うような事業をやれよって僕は思っちゃいますよね。
吉岡:
うんうん。
芦名:
国単位で。
吉岡:
はいはい。
芦名:
例えば、例えばですよ。
吉岡:
例えば、はいはい。
芦名:
企業のロビーにめちゃめちゃ可愛いお姉ちゃんが、テキーラガールみたいな感じでテキーラを持ってくるっていう。レースクイーンみたいな。
吉岡:
はいはい(笑)
芦名:
で、皆テキーラ500円くらいで買うじゃないですか。
吉岡:
はいはい。
芦名:
で、「えー」とか言いながら、「え、いいじゃないですか、部長」とかって女の子が寄って、飲むじゃないですか。したら、めっちゃテンション上がってそれから飲みに行くんじゃないですか?
吉岡:
あぁ、はいはい。
芦名:
っていう何か直接的な面白い事やった方が僕は面白いかなと思いますけどね。
吉岡:
はいはい(笑)それやばい(笑)
芦名:
それやばいっすよね。
なんかサウザとかクエルボとかなんかそういう所とかすぐスポンサーとかついてくれそうじゃないですか。
吉岡:
はいはい(笑)
芦名:
そういうのを、そういうふざけたことを会社がOKにするっていうことのほうが、企業のイメージが上がると思うんですよね。
吉岡:
なるほど、なるほど。
芦名:
そういうのがやっぱり何だろう。
例えば三菱商事とか三井物産あたりでやると僕はすごくいいんじゃないかと思ってる。
吉岡:
あぁ、なるほど、なるほど。
芦名:
え、そこ行きたいって絶対なるじゃないですか。そういうお金の使い方がすごく良いと思うんですけど。
吉岡:
あぁ。なるほどね(笑)
芦名:
そうしないといつまで経っても三大商社、三菱、三井、住友とかも、御社と三菱さんの違いは何ですか?とか。そういうくだらない話になりますよね。
吉岡:
うんうん。
芦名:
うちはテキーラガールが来る。
吉岡:
ハハハ!
芦名:
その方が絶対テンション上がると思いますけど。
吉岡:
なるほどね。なるほど、なるほど。なんかそのおじさん思考じゃないけど、
今聞いて思ったのが、なんかそれって国とかだけじゃなくて、色んな企業とか会社とかサービスもそうなりがちなの多いのかなってちょっと思ったんですよね。
芦名:
はいはい。というのは?
吉岡:
いやだからその、例えば最近だったらなんかチーズタッカルビとかわかります?
芦名:
あぁ、はいはい。
吉岡:
それに乗っかってなんかチーズ入れときゃいい、みたいな。
芦名:
あぁ、はいはい。
吉岡:
なんかもう何でもチーズ入れちゃって。
芦名:
はいはい。
吉岡:
インスタ映えするし、みたいな。
芦名:
うんうん。
吉岡:
っていう、なんかその安易にもうチーズ入れときゃいいみたいな。皆プレミアムフライデーって言って早く帰ればいい、みたいな。そういうなんかこう。何だろう。
芦名:
あぁ。
吉岡:
安直な思考というか。
芦名:
これやっときゃいい、みたいなことですよね。
吉岡:
そうそう、そうそう!みたいな、なんか。
芦名:
わかります。
吉岡:
多いのかなっていう。
芦名:
だからまぁその国が、僕が言ってる国っていうのは大きなお金を一瞬で動かせる人、
もしくは企業、もしくは国っていう意味で国って言いますけど。
そういう国がもうちょっとそういうコミュニケーションとか、そういうのをデザインできる若者を積極的に採用というか、依頼をして、若者向けのイベントをやるっていうのが僕はすごくいいと思いますけどね。
吉岡:
うんうん。なるほどね。
芦名:
うん。
吉岡:
はいはい。
芦名:
そこに頭が回らないのか、若者が提案していないのか。
吉岡:
うんうん。
芦名:
提案していたとしても、なんかの理由で断られるのかちょっとわかんないですけど。
吉岡:
はいはい。
芦名:
そういうのやったら面白いし、そういうのだったら僕やりたいですけどね。
吉岡:
あぁ。
芦名:
何だろう、何ですかね。
吉岡:
だからちょっとその、国として皆さんにそのお財布の紐をちょっと緩めたいんで、
何か良いアイデア、企画出してくれませんか?みたいなことだったら。
ちょっと色々考えたい、みたいな?
芦名:
うん。
吉岡:
へぇー!
芦名:
で、僕やるんだったら国っていうよりももうちょっと、国よりもうちょっとスケールの小さい大企業とかを相手にして。
吉岡:
うんうん。巻き込んで。はいはい。
芦名:
やったらいいんじゃないかなと思いますけどね。
吉岡:
なるほど、なるほど。ほぉほぉ。
第10回|Abemaと、安田さんと、藍より青し。