芦名の好きな言葉 第10回|Amebaと、安田さんと、藍より青し。【8/8】
吉岡:
ちょっと今美学で、ちょっとあれ思い出したんですけど。
芦名:
はいはい。
吉岡:
芦名さんの何か好きな言葉とかあるんですか?ちなみに。
芦名:
好きな言葉。
吉岡:
なんかあるじゃないですか。自己紹介とかで。好きな言葉とか、マイポリシーとかあるじゃないですか。
芦名:
あぁ。まぁ今全然あんま意識してないですけど、
吉岡:
はいはい。
芦名:
ずっと好きだったのは、青は藍より出でて藍より青しっていう。
吉岡:
あぁ。
芦名:
青ってあるじゃないですか、青色。
吉岡:
はいはい、うん。
芦名:
青い色ってどうやって作るかって言うと、昔は藍っていう植物から作るんですよ。
吉岡:
藍染の藍ですよね。
芦名:
藍染の藍です。で、藍っていう植物はそんな青くないんですよ。
吉岡:
うんうん。
芦名:
なんか青と白の間。青と白のまだらっていうかグラデーションみたいな感じの。もしくはちょっと紫っぽい。なんかそういう感じの色なんですけど。
吉岡:
うんうん。
芦名:
その藍から布を染めるとめちゃめちゃ綺麗な、あのブルーデニムより綺麗な真っ青になるんですよ。
吉岡:
はいはい。
芦名:
つまり、そんなに青くない藍から青色というのは取れるよ、っていう。
吉岡:
うんうん。
芦名:
藍は、ん?青は藍より出でて藍より青し、っていう。
吉岡:
うんうん。
芦名:
僕は、それはコピーしたものがオリジナルを超えるっていう意味として、僕は理解してるんですけど。
吉岡:
あぁ。はいはい。あぁなるほどね。
芦名:
はい。
吉岡:
それがなんで好きだったんですか?
芦名:
え、僕の人生が全てそうだから、っていう。
吉岡:
ふーん!
芦名:
要は野球上手くなりたいって思った時に、少年野球やってる時に、野球上手い先輩がいるじゃないですか。
その野球上手い先輩から習うんだけど、その野球上手い先輩よりも上手くなってるっていう。
吉岡:
あぁ、はいはい。
芦名:
それ最高じゃないですか。
吉岡:
はいはい。
芦名:
電通とかも、そのコピーライターの先輩から習うんだけど、そのコピーライターの先輩よりも良いコピーを書いてるっていう。
吉岡:
うんうん。
芦名:
プルデンシャルも営業習う先輩よりも売れてる。
吉岡:
うんうん。なるほど、なるほど。
芦名:
で、そこに僕はすごく何だろう。謙虚な美しさを感じるんですよね。
最初から我流でやろうとか、最初からこういう違うことやってやろうっていうその奇をてらったアホではなくて。
ちゃんとその先人の知恵を全て拝借させていただいた上で、その先人を大きく超えるってことに僕はすごい、何だろう。美しさと迫力と、何かこうすごさを感じるというか。
吉岡:
うーん!
芦名:
そうすればなんか抜かれた人も、「俺が教えてやった」って一生言ってもらえるじゃないですか。
吉岡:
はいはい。なるほどね。
芦名:
なんかそういうやっぱ人間関係も含めてすごい大事だなって。
青は藍より出でて藍より青し、っていうのはすごく良いんじゃないですかね。
吉岡:
経営者になってからそういうのがなくなったって感じですか?イメージで言うと。
芦名:
いや経営者になってからももちろん色んな事例をパクりまくってるんで。
あそこはこうだった、あそこはこうで、あそこはこれだから上手くいって、あそこはこれだったから失敗して、っていうのを明確にっていうよりも薄く広く入れて、
自分の中で体系化するっていう。
吉岡:
あぁ。なるほど。
芦名:
という感じで、今回はちょっと。
吉岡:
ロングバージョンでしたね。
芦名:
ロングバケーションになりましたけども。
ということで、今回ありがとうございました!
吉岡:
はい、ありがとうございました!
第10回|Abemaと、安田さんと、藍より青し。